ちょっと信貴山まで~

「どこ行くの?」「ちょっと近所のスーパーまで~」
というのは家庭でよくある会話。ランナーの場合は、
「どこ行くの?」「ちょっと近所の信貴山まで~」
と少し距離感覚のズレた会話に。ちなみに信貴山まで片道15km。
では何故、今、信貴山なのか。それは歴史探訪といった高尚なものではなく、単に坂道練習が必要となったから。

先日、来季に向けて春の補習大会を入れようと関西のマラソン大会を物色していたら、面白そうな大会を2つ発見。
5月12日 大台ヶ原マラソン(28km)
6月 9日 高野山・龍神温泉ウルトラマラソン(50kmの部)

いずれもマウンテンマラソンで、大台ヶ原マラソンは距離28kmの全てが登り、高野山・龍神温泉ウルトラマラソンは、超絶アップダウンでコース上に平坦な箇所がなく、全コース登りか下りという少し(かなり?)変わった大会。
どちらも場所が奥深い山中なのでアクセスが大変だし、そもそも完走出来るんか? という心配もありますが、まあ何とかなるやろと軽いノリでエントリー。
という事でこれから暫くは坂道練習に励みます。

今日は出来るだけ坂が多く距離の取れるコースで信貴山まで往復する事に。
まずは大阪側から国道308号線で生駒山を越えます。南生駒駅を越えると通常は国道308号線を進んで榁ノ木峠(むろのきとうげ)から矢田丘陵に取り付くのですが、ショートカットして萩の台側から登っていきます。

矢田丘陵(標高300m程度)は、生駒山と平行して長さ10km程度に亘って南北に伸びる丘。緩やかなトレイルコースが続くので、ゆる~いトレランや軽ハイキング向きですが、こういう感じの所を里山って言うのかなあ。

国見台に到着。大和平野を眼下に見渡せます

松尾寺に到着。日本書記編纂で有名な舎人親王(とねりしんのう)が建立した日本最古の厄除け霊場。

ここから白石畑を抜けて、矢田丘陵を下山。今度は近鉄生駒線を越えて、竜田川駅から信貴山に向けて走って行きます。頂上まで約4kmの適度な坂道。
信貴山頂上(標高433m)に到着。ここであんパン食べて休憩。

山頂にはかつて山城である信貴山城と城主である松永弾正久秀の屋敷がありましたが、1577年に織田信長に謀反して攻められ廃城。

松永屋敷跡ですが、今は何も無いです。

松永久秀の詳細については、下記を参照下さい。って字が小さくて読む気せんわ・・・

このまま生駒縦走路(トレイル)を北上して帰る事も出来るのですが、今日は坂道練習のため今来た道を戻り、平群方面に向け県道250号線を下ります。

下りきってから、今度は福貴畑経由で十三峠に向かって登り返し。桜が咲き始めてますが、もうすぐ春~ですねえ~♪

田舎道をずんずん登って行きます。坂道ばかりで嫌になってきますが、今日は寒の戻りで気温が低いせいか、さほど疲労感は無いです。

十三峠を越えて大阪側に戻って来ました。みずのみ園地ゲートに到着。
ここから生駒ボルダーを北上。

橋を渡ります。先週は、霧がかかってよく見えませんでしたが、今日は天候が良いので景色が見渡せます。

鳴川峠まで走っていき、後は鳴川谷ハイキングコースを下ってゴール。
残る通行止め箇所(らくらく登山道の入口である「らくらくセンターハウス」~「なるかわ谷ハイキングコース」出会いまで)の復旧工事が進んでいます。上部をネットで覆っている様子ですが、これだけ斜面が崩落すると今年の台風シーズンに再び土砂崩れを起こす危険性がありますね。

おわり