京都一周トレイル 北山東部コース

今日は京都一周トレイルの北山東部コース(ケーブル比叡駅~二ノ瀬)を走って(歩いて)来ました。

本日の走行距離32km、タイム5時間34分。

当初は北山コース全部(東部及び西部)を走る予定にしていたのですが、現在、二ノ瀬から西側については台風21号の影響で通行止め等が発生し、走行困難な様子。
よって今回は北山東部コースだけとし、その代わり京阪出町柳駅からスタートして、左京区をぐるっと一周するコース設定としました。

京阪出町柳駅から比叡山までは、
高野川河川敷→雲母坂(きららざか)ルート。

二ノ瀬から出町柳までは、
鞍馬街道→市原バイパス→国道38号線→賀茂川河川敷ルート。

まずは叡山電鉄修学院駅を目指して高野川河川敷を走って行きます。
遠くに比叡山が見えてきた。
自然に「世の中に山てふ山は多かれど、山とは比叡の御山(みやま)をぞいふ」という歌が浮かんで来るとか来ないとか。

叡山電鉄修学院駅を越えると音羽川(おとわがわ)沿いを進み、きらら坂登山口からトレイルに入ります。
いきなり倒木があるけど、これ以降、障害はほぼ無し。
取り付き部分は足場が悪くかつ激坂となっており、「ここって悪路?」と一瞬思いましたが、すぐに歩きやすくなりました。
途中、谷コースと尾根コースに分かれます。
現在、谷コースが通行止めなので尾根コースへ。

サクサク登って行くと前回、東山コースから登ってきたルートに出合。
前回は標識の右上実線から、今回は下破線から登って来ました。
ここから比叡山に向けて左上実線に登っていきます。

ケーブル比叡駅直下部分。
この辺りは被害が大きかった様子で倒木が道を塞いでいます。
ここは迂回ルートが設定され京都一周トレイルのシールが貼られている。

ケーブル比叡駅に到着。
ここまで6.8km、1時間24分。
ここから北山東部コースの始まり。
少し登っていくと比叡山人口スキー場跡。

さらに少し歩くと展望台がありました。
京都側の景色。

ここから延暦寺に向けて進みます。

延暦寺は、
東エリアを「東塔(とうどう)」
西エリアを「西塔(さいとう)」
北エリアを「横川(よかわ)」
の三つに区分され、京都一周トレイルは西エリアを進むコース設定になっています。

根本中堂のある東エリアに行った事はありますが西エリアは初めて。

階段を下りていきます。

階段を下りるとしばらくはロードを進むのですが、ここでまたやらかしてしまいました。椿堂(つばきどう)の箇所。

この手前に標識があって、ロードから階段を下りてトレイルに変わります。
ここを右折するように指示されているのですが、自分は階段を下りてすぐに右折する道があったので迷わずにその道を進みました。
ず~っと進みますが、途中で何となく方向がおかしい事に気づき(戻っていく感じ)、GPSを見ると方向が全然違う。あわてて元に戻って確認すると、さきほど右折したすぐ先にもう1本の道があります(下記写真の右上方向に進んで行くトレイル)。これが正しいルート。

正しいルートを進むと西塔の本堂である釈迦堂に到着。
現在の建物は織田信長による比叡山焼き討ちの後、1595年に豊臣秀吉が三井寺にあった弥勒堂を移築したものだとか。

釈迦堂を過ぎるとしばらくは奥比叡ドライブウェイに沿ったトレイルを進んで行きます。
踏み跡のしっかりしたとても気持ちの良いトレイル。

しばらく進むと玉体杉(ぎょくたいすぎ)に到着。
千日回峰行者が、京都御所に向かって玉体すなわち天皇の安泰を祈り、国の平安を祈る場所。

ここでしばし休憩。

ここから少し進むと「せりあい地蔵」に到着。

この辺りからこれまでの明瞭なトレイルとは雰囲気ががらっと変わって、不明瞭なトレイルとなります。

ここは三叉路になっており、標識によれば直進となっている。直進は山越えするイメージ。でもそれらしい道が見当たらない。左折は通行止め。右折すると奥比叡ドライブウェイに出ます。

直進以外の選択肢は無いので、とりあえず前に見えている激坂を登ってみる事にしました。頂上までそれほど距離はないのですが、「本当にこれで合ってるのか?」と疑問を抱きながら登って行くとすぐに頂上(横高山、標高767m)に到着。ここに標識があったので、正しいルートである事が判明しほっとしました。

後で考えると、現在は倒木の影響で登り口がわかりにくかったのだと思いますが、それにしても明確な踏み跡はなく、恐らく誰もがここで悩むと思います。「マジで、これ登るんか?」「マジで登ります」

頂上からは、下記のような踏み跡があるような無いような、微妙なトレイルが続きます。

登り坂が続きますが、ここもそれほど距離があるわけではありません。

水井山(標高794m)に到着。

ここからも依然として踏み跡があるような無いような微妙なトレイルが続きます。心配であればGPSを見ながら進めば間違いないと思います。
ほどなく仰木峠に到着。

ここから杉林の道を進みます。

少し進むと東海自然歩道から外れ、大原に向けて山を下っていきます。
ボーイスカウト道というらしい。
何故ボーイスカウトの名前がついているんでしょうか?

するとこんな標識が現れました。
恐らくこの山をボーイスカウト京都連盟が賃借しているんでしょうね。でも何の目的で? 何か秘密の訓練でもしているんでしょうか?

ず~と下って行くと、大原戸寺町に到着。
ここまで16km、3時間26分。

国道367号線に出てきましたが、大原と言えば「きょうと~おおはらさんぜんいん~♪」ですね。大原三千院はどこでしょうか?
実は、ここから2kmほど北に位置しており、京都一周トレイルのルートから外れているのです。残念ですが、2km往復する元気は無いのでこのまま進みます。

高野川上流を越えます。

ケーブル比叡駅から大原までの約9kmは、山の中を歩くのですが、大原から鞍馬までの約5kmは林道やロードを走っていき、最後に一山越えて鞍馬に到着するイメージ。
途中、静原神社に立ち寄ります。

静原町から山越えをして鞍馬に至る薬王坂(やっこうざか)と呼ばれる古道を通ります。
昔、最澄が鞍馬で薬王如来の像を造り比叡山に帰ろうとしてこの坂を越えた時、薬王がその姿を現したことからその名がつけられたそうな。

山を下って行くと、そこはもう鞍馬でした。
ここまで21.2km、4時間26分。

ここから出町柳まで延々とロードを走って行きます。
鯖街道ウルトラ(半鯖)の時は、既にここでヘロヘロの状態でここから先のロードはつらかった記憶しかない。
鞍馬街道を下っていくと貴船神社の一の鳥居が見えてきた。

さらに下っていくと叡山電鉄二ノ瀬駅。
北山東部コースはここが終点ですが、今日は京阪電車の出町柳駅まで走っていくので通り過ぎます。

市原交差点を右折して市原バイバスを進むと賀茂川が見えてきました。

後は賀茂川の河川敷に下りて川沿いをひたすら走っていきます。
銭湯に行く都合で北大路橋をゴールにしたのですが、中途半端な終わり方になってしまいました。

おわり

本日の活動軌跡