大仏鉄道遺構めぐり敗退の巻

今日は大仏鉄道遺構めぐりに行ってきました。
大仏鉄道とは明治時代の鉄道会社「関西(かんせい)鉄道」の加茂と奈良を最短距離で結んだ約10キロの路線の愛称。
たった9年で廃線になった事から幻の大仏鉄道と呼ばれるように。

結論から言うと、ロードかつ距離10km程度のコースなので、今日は楽勝やなと思ってたら途中で道を誤り、大半の遺構をパスするという大失態を犯して見事敗退となりました。
まさかこのコースで敗退するとは思いもよらなかったな~
一番の敗因は事前のコース確認を怠った事。
基本を疎かにするとこういう結果に陥るという典型的失敗パターンですね。

今日はJR関西本線の加茂駅から出発。
特に下調べもしていないので(これがイカン)下記写真の標識とGPS地図を頼りに進んで行く事に。

後で知ったのですが、スタート直後に「歴史を感じるコース」と「田園風景を楽しむコース」に分かれる様子で自分は「歴史を感じるコース」へ進んだみたい。
コースの分かり易さを考えると「田園風景を楽しむコース」を選択すべきなのかな?

今日の致命的エラーの起点は下記標識が立ってる県道44号線沿いにある高田東口バス停を少し過ぎた分岐箇所。
標識によれば直進か右折かだけど、地図を見ると右折は少し先で県道44号線に合流する迂回路。県道沿いを走っても楽しくないので迷わず右折。ここまでは良かった。
この後、自分は道なりに進んでしまったけど、正しくはこの先すぐにある高田寺(こうでんじ)の丁字路を右折しなければならない。右折したところに「大仏鉄道遺構めぐり」の標識があったのにこれを見落としてしまった(>_<)。

自分は大仏鉄道は奈良まで県道44号線に沿って進むものと勘違いしていたけど、実際には高田寺の辺りから大きく分岐している。
丁度、美加ノ原カンツリークラブというゴルフ場を隔てて、大仏鉄道は北側を、県道44号線は南側を走るイメージ。
よって下記分岐で直進という選択は無いです。

県道44号線をひらすら進みます。
本人に間違いの自覚が無いので「かなり走ってきたけど何も無いな~、遺構は後半に集中してるのかな?」とか脳天気に考えてた。

加茂駅から約5km走ってきて梅谷交差点に到着。
ここに大きな地図があったので状況を確認。
「どれ、どれ、遺構はまだかな。ん???」
既に遺構を4つ見落としている事を確認。

「お、終わってる・・・(汗)」

衝撃的事実にショックを受けたけど、どこで見落としたのか見当がつかない。
そもそも道を誤った事すら気付いていない。

今さら戻る気にもならず取りあえず残りの3つは必達目標として先へ進む事に。
ところが現在地にある井関川橋梁跡も何故かパスしたみたい。
後で調べると構造物は不明で現存していない様子。

通常の史跡巡りであれば、コースを走ってると徐々に建物等が見えて来て、あれかな? と何となく目的物を特定出来るのですが、橋梁や隧道等は道路の下にあって見えるものではないので、事前に場所の目星をつけておいて周辺に来たら自分で目的物を探さなければならない。

下記は松谷川隧道ですが、道路脇にこのモニュメント(社章)を見つけたので、ここかな? と、階段を下りて道路下に周り込むように近づくと・・・

あった~ こういう感じで見つけるのね。
現在はこの上を道路が走ってます。

鹿川隧道も場所の目星をつけて探すと有りました。ここもわかりにくい。

結局、現存している遺構6箇所のうち2箇所訪問しただけ。

主な橋梁や隧道(現存しているもの)
1 観音寺橋台 → パス
2 鹿背山橋台 → パス
3 梶ヶ谷隧道 → パス
4 赤橋    → パス
5 松谷川隧道 → 発見
6 鹿川隧道  → 発見

この結果に普通ならリベンジという事になるのでしょうけど、もうこれで十分ですわ。橋梁や隧道を見ても特に感動ないし。
という事で大仏鉄道遺構めぐりは2勝4敗の負け越しで終了しました。

大仏鉄道はJR奈良駅まで続きますが、奈良ドリームランド跡地まで戻って来たので今日はここから平城京経由の国道308号線を西進して直帰する事にします。
ここまで9.1km、タイム1時間55分。

奈良自転車道を平城京へ向けて進みます。
この辺りから殆ど歩き。
今日はとにかく暑くて(最高気温36度)もう歩くだけで精一杯。
山と違いロードは日陰が殆どなくて、太陽がジリジリと照り付ける上にアスファルトからの強烈な照り返しがあって、体感温度は40度を超えていたのではないかと。

水上池(みずかみいけ)を周回。

平城京に到着。
ここまで14.1km、タイム2時間48分。
自販機があるので補給を兼ねて小休止。
今日はここまでかなりの飲料水を摂取していて腹がチャポンチャポン。

今からあの彼方に見える生駒山を超えなければならない。
ちょっと無理そうな気がするけど、とにかく行ける所まで行ってみるかと出発。

頑張って矢田丘陵を越えました。
だいぶ近づいて来たな~ これからラスボスの生駒山越え。

生駒山麓に最後の自販機があるので水分補給。
小銭が残り120円しかなく買えるのは缶コーヒーのみ。
飲む気しないけど無いよりはマシかなと缶コーヒー買って一気飲み。

何とか生駒山を登り切って暗峠(くらがりとうげ)に到着。
ここまで28.4km、タイム6時間18分。
後は下りのみ。

大阪側に下って、らくらくセンターにゴール。
今日は大仏鉄道遺構めぐり敗退のショックと暑さでやられました。
本日の総距離32.3km、タイム6時間54分、最高気温36度。

おわり

本日の活動軌跡(スタート時標高図が誤表示 スタート時はフラット)