生駒山と矢田丘陵 孤高のマラニック

連休はどこに行っても人が多くて遠出する気にならないので、今日は近場の生駒山と矢田丘陵をつないでのぐるっと一周コースで孤高のマラニックを楽しんで(苦しんで)きました。

マラニックというのはマラソンとピクニックを組み合わせた造語で、タイムや順位は関係無く、山や史跡名所をゆるランで観光しながら、その地域のおいしいものを飲み食いして、ゴール後は温泉につかり、最後は居酒屋で打ち上げ~といった楽しげなイメージですが、自分の場合は楽しみの要素がなく、ただ苦しみながら走ってるだけなので、マラニックというよりもマラハイク(マラソン+ハイキング)と呼ぶべきかな。

本日の走行距離43.5km、タイム7時間30分、最高気温18度。

大阪府民の森にある「らくらくセンター」からスタート。
まずは、らくらく遊歩道を登って生駒ボルダーに接続し、生駒山麓公園入口にある灯籠ゲートを目指します。

写真は、ぬかた園地ゲートを越えてすぐの激坂ですが、写真で見ると不思議な事にとてもゆるやかな坂に見えるのですね。これだったらダッシュで登って行けそうだけど、実際にはゆっくり走るだけで精一杯。

灯籠ゲートに到着。ここまで9.4km、1時間30分。
ここから宝山寺へ向けて山麓公園コースB(生駒市コース名称)を進みます。
ここは上質トレイルでハイカー少ないし、けっこう走れる箇所。

宝山寺到着。ここまで12.4km、1時間54分。
宝山寺からはロードを進んで、南生駒駅経由で矢田丘陵の登り口へ。
南生駒駅からだと通常は国道308号線を進んで榁ノ木峠(むろのきとうげ)から矢田丘陵に接続するのですが、自分はいつもショートカットして萩の台駅側から登って行きます。

メインロードに出て松尾寺を目指します。下記写真は振り返って撮影。

大和平野が一望出来る国見台で少し休憩。

松尾寺に到着。ここまで21.8km、3時間21分。
日本書紀編纂で有名な舎人親王(とねりしんのう)が建立した日本最古の厄除け寺。

南門から出て舎人親王伏し拝み伝承地を経て法隆寺方面へ。

シングルトラックのトレイルを下り、法隆寺カントリー倶楽部のコース横を通過。

さらに南下して法隆寺到着。ここまで24.7km、3時間52分。
今日は大変多くの観光客で賑わってました。GoToの影響かな?

法隆寺から少し西へ進んで藤の木古墳に到着。
ここはいつも誰もいなくてガランとしています。

さらに西進すると竜田川に出合うので、川沿いを南進。
百人一首の「千早ふる 神代も聞かず 竜田川 からくれなゐに 水くくるとは」という歌で有名ですね。

大和川に合流すると、今度は川沿いを西進して近鉄生駒線の信貴山下駅に到着。
現在はここから朝護孫子寺(ちょうごそんしじ)までバスが走ってますが、昔は(昭和58年まで)ケーブルカーが走っていたのです。
駅前に昔のケーブルカーが展示されていました。

ケーブルカー廃線跡は、駅からず~っと伸びて行って、一部は千本桜並木道というハイキング道になっています。

朝護孫子寺に到着。ここまで33.2km、5時間34分。
ここも大変多くの参拝客で混雑してたので、境内を抜けて早々に退散。

後は信貴フラワーロードを通って帰りましょう。
道路脇の畑に「平群(へぐり)の小菊」が栽培されています。

十三峠に到着。ここまで39.5km、6時間42分。
みずのみ園地ゲートを越えて生駒ボルダーを北進。

今日は六万寺コースで下山。
看板にコース未整備と書いてますが、谷コースを歩く限り特に問題ありません。

この辺りは南から六万寺谷、なるかわ谷、客坊谷と谷筋を辿るハイキングコースが3つ並んでますが、ここが一番雰囲気暗いし、ほぼ誰にも会わない。
孤高のマラニックにはピッタリのラストシーンでした。

おわり

本日の活動軌跡