白石谷再訪と山羊戸渡

今日は前回敗退した白石谷(しらいしだに)を再訪して、どこで間違えたのか確認してきました。
前回は下り利用で巻き道がわからなかったので、今日は登り利用でチャレンジ。
結果は、まあ予想通りというか「これは絶対わからんわ」という感じでした。
その後は少し遠回りとなりますが、初ルートである山羊戸渡(やぎのとわたり)を探索。

本日の総距離25.2km、タイム6時間55分。

阪神魚崎駅からスタートし、住吉川沿いのランニングコースを走っていきます。
住吉台の住宅街を抜けて住吉道(すみよしみち)と石切道(いしきりみち)との分岐点に到着。
ここまで4.5km、47分。

極楽茶屋跡までは五助尾根を上るのが近いのですが、今日は石切道をチョイス。
左折して上っていきます。

ここはトレイルに水が流れて沢みたいになってる箇所があり、歩きにくいですね。

途中に石切場があります。
石切道は、昔この地で花崗岩を切り出して牛車で運ぶために出来た道だそうな。
運ばれた石は御影の浜から各地に出荷され、御影石として広く知られるようになったのだとか。

サクサク登って六甲ガーデンテラスに到着。ここまで7.4km、1時間48分。
ここで少し休憩。

極楽茶屋跡経由で紅葉谷を下って、白石谷への分岐までやってきました。
ここまで10.1km、2時間37分。
下記堰堤は、左(右岸)巻き道から越えます。

堰堤を越えると谷は二分岐しています。右側は百間滝(ひゃっけんだき)方面。

白石谷は左側へ進みます。

すぐに白石滝があります。写真で見ると簡単に上れそうに見えますが、実際に下から見上げると「これ本当に上るの?」って感じで、ちょっとビビってしまうような雰囲気。それに奥が見えないので、中途半端に上っていってそれ以上進めなくなったら戻るのも大変だな~ と。
まあ無理すれば上れない事もなさそうですが、巻き道はないのかな~? とキョロキョロ辺りを見渡すと・・・

あった~! 少しわかりにくいですが、右手前に巻き道が用意されています。

ここを上って白石滝を巻き、そのまま道なりに進むと次の堰堤も巻くようになってます。あとは河原に下りて白竜滝まで谷を遡行。
この辺りは渡渉を繰り返しながら進むのですが、落石やら倒木やらで足元が悪く、濡れた岩で足を滑らせる危険もあるので慎重に歩いていきます。

なんとか白竜滝までやってきました。
ここが前回敗退した箇所で、滝を下りれず巻き道もわからずで、やむを得ず引き返したところ。
この滝は二段になっており、下段は横から簡単に上れます。

上段は狭隘かつほぼ垂直な地形になっているので、これを直登するのは大変そう。
まあ小ぶりな滝なのでロープがあれば何とか上れるのかもしれませんが、恐らくずぶ濡れになるでしょうね。
前回はこの滝の上から下を眺めて茫然自失状態に陥ってました(笑)。

ここは右横にあるルンゼが巻き道となっています。ここを上っていきます。

途中で左斜面に登るロープが設置されているので、ここを必死のパッチで上ります。
まあ大袈裟に言ってるだけで、それほど大変ではないです。

上り切ると巻き道があるので、ここを進みます。
すぐに左へ下る道があり、ここを下れば恐らく滝口近くに出るのだと思います。
試しに少し進んでみましたが道幅狭く、左斜面が切れ落ちた崖になってて危なそうなのですぐに引き返しました。ここは利用しないほうが無難。

道なりに進むと大安相滝も巻くようになっています。手前で1箇所下り口がありましたが、今日はそのまま巻き道を進みます。

巻き道の終着箇所です。
これは振り返って撮影しましたが、下記写真の左端から出てきました。
前回はこんなところに巻き道があるとは露知らず、写真右手の谷筋に沿って進んでいったのです。
これ、下山利用の場合だと予備知識が無ければ絶対にわかりませんわ。テープ等の目印も無いし・・・

近くで撮影してもこんな感じで、道に見えない。

で、ここはどこかと言うと20mくらい上流に大きな岩があって、第5堰堤(左)と第6堰堤(右)が分岐している箇所。

さて、ここからですが、前回は本ルートである第6堰堤側から下りてきたので、今日は第5堰堤側から上っていきます。
分岐を左に進むとすぐに右手斜面を登る巻き道があるので、これを使って第5堰堤を越えて進むのですが道が荒れてきてどうも様子がおかしい。いったん堰堤上部まで戻ると矢印がある事に気付きました。
ここは堰堤を越えたらダメ。袖天端(そでてんば)から右斜め上に上っていくようになってるので要注意。
まあ、普通は堰堤を越えてしまうわな・・・

あとは激坂を上っていきますが、ここもたいがいやな~ と思わせる程に斜度がキツいので、上り専用にすべきかなと。
本ルートとの分岐点までやってきましたが、ここは直進。
程なく六甲最高峰に到着。今日も多くの人で賑わってました。
ここまで11.3km、4時間5分。

さてここからですが、今日のもう一つのミッションは「山羊戸渡(やぎのとわたり)」探索なので、とりあえず杣谷峠(そまだにとうげ)を目指してロードを走っていきます。

穂高湖に到着。ここまで18.9km、5時間17分。

山羊戸渡(やぎのとわたり)は、表六甲ドライブウェイ旧道から神戸市立自然の家に向かって伸びるヤセ尾根。今日は下り利用なので自然の家からルートに乗ればよいのだけど、ここは立入禁止で通行不可。よって杣谷峠経由でぐる~っと無駄に迂回する必要がある。
下山してからも歩道の無い表六甲ドライブウェイ旧道を六甲ケーブル下駅まで歩かねばならないし、このルートはアクセス悪くて利用価値は低いと思う。

それにしても山羊戸渡(やぎのとわたり)、別名ゴートリッジ(Goat Ridge)って変わった名前だね。
ナイフリッジはヤセ尾根の事ですが、ゴートリッジはヤギ尾根?
ヤギはおとなしいイメージですが、意外な事に切り立った断崖絶壁にも登れるくらいの驚くべき身体能力を有しているのだとか。そんなヤギがひょうひょうと歩く尾根道をイメージしてるのかな。

穂高湖からいったん杣谷峠まで進んでから、アップダウンのキツい長峰尾根をしばらく進むと下記分岐があるのでここを左折。

直進すると三叉路に出合うので、ここを右折すると山羊戸渡方面。
左折するとすぐに神戸市立自然の家なので「ここ通ればすぐやん!」となる。

山羊戸渡は地図にも載っていないマイナールートですが、意外にも踏み跡はしっかりしてます。但し、眺望が殆ど無いのでどこを歩いてるのかよくわからないし、面白みに欠けますね。

基本的に一本道なので迷う事はないと思いますが、最初は様子がわからないので何となく不安。たまにテープを見つけるとホッとします。

岩稜帯のヤセ尾根を進みます。
ピークに到達したところで、ちょっと方向感覚が狂いました。自分は道なりに西へ進むイメージなんだけど、GPSを確認すると北に少し迂回してから西方向へ進むようになってる(下記写真の場所ではありません)。

ピークから基本的に激下りとなりますが、岩上りも少しあり。

激下りが長く続くのでだんだん疲れてきました。ここは上り利用がベターかな。
川のせせらぎが聞こえてくるとゴールが近いのでもうひと踏ん張り。
谷に挟まれた中洲に下りてきました。ふ~ 疲れた~
下記写真は振り返って撮影。

ここまで20.4km、6時間21分。
表六甲ドライブウェイ旧道に出てからは約5kmのロードラン。
六甲ケーブル下駅までは歩道がなく、交通量がそこそこあるので歩行は要注意。
今日は、おとめ塚温泉で温泉つかってゆるりとします。

おわり

本日の活動軌跡