近畿自然歩道 岩湧山と和泉葛城山と水間鉄道

今日は南海高野線紀見峠駅からスタートして岩湧山、和泉葛城山を経て、水間(みずま)鉄道の水間観音駅まで泉州地域近畿自然歩道を走って(歩いて)きました。

当初は前回(2019年9月)と同じく犬鳴山温泉をゴールにして、温泉つかってゆる~りする予定だったのですが、地図を見てると和泉葛城山から北側に下山するルートがあって、水間観音駅までなら走って行けそうな様子。同じコースを歩くよりはいいかなと予定変更する事に。

紀見垰駅からスタート。
まずは岩湧山三合目を目指して、越ヶ滝林道を進みます。ダイトレコースでも行けますが、こちらのほうが近道なので。
三合目到着(650m)。ここまで2.5km、42分。

三合目まではけっこうな斜度ですが、ここから先はなだらかなトレイルが続きます。

五ツ辻(いつつつじ)を通過(754m)。道が五つに分岐しているので五ツ辻。
岩湧山まであと少し。

岩湧山到着(897m)。ここまで5.8km、1時間26分。
ススキが山頂一面を覆っています。

今日は曇っているので景色が良くないです。快晴の時であれば遠くまで眺める事が出来そうですが・・・

早速、滝畑方面へ下山します。
今日は滝畑側から登ってくる多くのハイカーとすれ違いました。
とにかく次から次へと登って来る。どんだけ多いねん!って感じ。
この時期はススキを観に来るんだろうけど、岩湧山ってそんなに人気あるのかな?

滝畑登山口に到着。ここまで9.4km、2時間13分。
前回は河内長野駅からアクセスして11.4km、1時間32分。
紀見峠駅からのほうが距離2km短いのに40分も余分にかかってます。
河内長野駅からの標高差200mに対し標高差700mの岩湧山を越えてくるから当然なんだろうけど・・・

さてここからですが、前回はボテ垰を経て激坂の猿子城山(さるこじょうやま)を越えて十五丁石地蔵で近畿自然歩道に接続しましたが、今日は施福寺(せふくじ)経由でぐるっと迂回する近畿自然歩道の正規ルートを歩く事にしました。
遠回りにはなるけど、その代わりフラットな歩き易いコースなんだろうな~と思ってたら、細かなアップダウンが続く地味にしんどいトレイル。

予定では施福寺まで足を伸ばすつもりでしたが、これ以上遠回りしたくないので、手前の分岐を左折して桧原(ひばら)越え方面へ進みます。

進行方向と並行して走ってるのが猿子城山。
前回歩いた猿子城山越えコースは、人があまり歩いていないせいか蜘蛛の巣が多いし、ロープ使うくらいの激坂だし、これは使えんなと思ったけど、こちらの迂回コースより距離が半分くらいなのでダラダラ歩くよりは楽だと思う。

十五丁石地蔵に合流。これは振り返って撮影。
左側から出てきましたが、猿子城山を越えて来ると右側から出てきます。

この辺りは「桧原越え」と呼ばれ、西国三十三ヵ所巡礼道らしい。
地図に桧原という地名が無いので、どこまでを桧原越えと呼ぶのかわかりませんが・・・

千本杉に到着。標識はないのだけど、左側から登ってくるトレイルがあって、どうやら滝畑四十八滝の一つである御光滝(ごこうたき)へつながっている様子。YAMAP軌跡がないので整備されたトレイルなのかわかりませんが、もしこの道が使えるのであれば滝畑から近畿自然歩道に接続する最短ルートかもしれない。

トレイルが舗装道路に変わります。と言っても整備されていないので、ひび割れしてますが・・・

三国山RCAG送信所に出ました。
飛行機と管制官との直接交信を遠隔操作する通信施設。

三国山到着。ここまで16.8km、4時間18分。
ここは道路脇に標識があるだけですが、右手に山頂へと続く小道がついてるので少し寄り道して山頂まで行ってみます。すぐに到着しますが、木製ベンチがあるだけで眺望もなし。

鍋谷垰を目指してロードを走って行きます。

鍋谷垰に到着。ここまで19.7km、4時間40分。
ここは国道480号線が大阪から和歌山にまたがって走っており、関西ヒルクライマーの定番練習コースなのだとか。

ここから和泉葛城山までは、2つのコース(トレイル)が平行して走っています。
北側は大石ヶ峰経由の尾根道コース(仮称)、南側が近畿自然歩道。
前回はどちらが近畿自然歩道かわからなくて、単に登り口が近いという理由で尾根道コースを歩きましたが、とてもアップダウンの厳しい疲れるコースでした。
今日は、勿論、南側の近畿自然歩道を歩きます。

下記写真は峠近くにある尾根道コースの取り付きだと思いますが(記憶が曖昧)、マイナーコースのため標識類は一切ありません。

ロードを少し下って近畿自然歩道のトレイル入口に到着。ここから和泉葛城山に向けて進みます。標識には「葛城修験の道」と記載されてますね。

ここは大石ヶ峰の山腹を進んでいる様子できついアップダウンはなく、とても歩き易い。

ところでこの区間は、何故か異常にピンクテープが付けられている。一本道なのに一定間隔でテープがあって明らかにおかしい。何の目的があるのでしょう?

和泉葛城山(858m)に到着。ここまで24.2km、5時間56分。
山頂付近には八大竜王社と呼ばれる神社があります。

山頂からいったん西方向へトレイルを進みますが、前回(2019年9月)は藪漕ぎで進めなかったところが今日は何故か進めるようになってる。冬だから?

ここから貝塚市が紹介している和泉葛城山ハイキングAコースで蕎原(そぶら)という集落を目指して下山します。
最初は斜度のきついトレイル。

途中から谷沿いの舗装された林道に変わります。
麓まで下りると渓流園地というキャンプ場があって、けっこう賑わってました。テント張ったり、焚き火したりと日帰りのデイキャンプかな?
自然が多くて良いところだと思いますが、森の中でちょっと雰囲気暗い。

蕎原(そぶら)集落に到着。ここまで29.6km、6時間56分。
けっこう時間かかりましたね~

ここから水間観音まで、通常は府道40号線を進みますが、道が狭く歩道が無いので歩行は危なそう。なので歩道が設置されている西側へ大きく迂回するロードを走って行く事に。
大阪府立少年自然の家の辺りから歩道のあるロードに変わります。
なかなか良い道で交通量も少なめですが、大型バイクが猛スピードで走っていてちょっと恐い。

「農業庭園たわわ」の横を通過。これは振り返って撮影。
庭園内に会員制市民農園があって、家庭菜園が楽しめる様子。

蕎原からロードを6km走って来て、天台宗寺院の水間観音に到着。
ここまで35.6km、7時間45分。

立派な三重塔がありました。

ここから少し歩いて水間鉄道(貝塚~水間観音駅間5.5km)の水間観音駅にゴール。
本日の総距離36.2km、タイム7時間54分。

水間鉄道はもともと水間観音への参詣鉄道として敷設された事から、寺院風の駅舎になっています。大正15年の開業当初は水間驛(みずまえき)という名称でしたが、平成21年に水間観音駅に改称。

ワンマンカーに乗車して貝塚駅へ向かいます。
水間鉄道の営業距離は全国で3番目に短く、運転士はわずか8人のローカル鉄道。
苔玉がたくさんぶら下がっていますが、「苔玉の駅」としてブランド化を目指しているのだとか。

おわり

本日の活動軌跡