鉄山でルートファインディング

今日は、半年ぶりに大峰山に登って来ました。
前回は国道309号線沿いの大川口(おおこぐち)から行者還岳(ぎょうじゃがえりだけ)経由で弥山(みせん)を目指して登っていきましたが、今回は同じ大川口から逆方向の鉄山(てっせん)経由で弥山を目指す事に。

鉄山に登るのは初めてなのでどんなところかな? とネット検索すると、「バリルートにつきルーファイ技術を要す」となってる。
何ですかそれは? って感じでちょっと調べてみました。

バリルート(バリエーションルートの略)
一般的には登山道が整備されていないマイナールートの事だが、本来はロープ等の特別な装備が必要な技術的に難易度の高いテクニカルルートを指す。

ルーファイ(ルートファインディングの略)
雪山や踏み跡の無い山域で、地図やコンパスなどの情報を元に正しいルートを見つける技術。

まあ要するにこのルートは「道がわかりづらくて迷う可能性があるから、自信の無い人は近づかないほうが無難だよ」って事ですね。
う~ん、小心者オヤジにはちょっと難易度高そうだけど、GPSもあるし無理そうなら途中で引き返すつもりで思い切ってチャレンジする事にしました。
出発直前までドキドキでしたが、果たしてオヤジはルーファイを駆使して無事に弥山まで辿り着く事が出来たのか?

結論から言うと・・・
これ、ただのヤブ漕ぎですやん!
ルート全体に踏み跡もテープもあるのだけど、最後の弥山小屋手前300mくらいから先が踏み跡もテープも無い下記のような針葉樹林帯になるので、ルーファイも何もただひたすらにヤブ漕ぎして中央突破していくだけ。
これがけっこう痛くて、今日は半パンだったのでまたもや足に多数の切り傷を負ってしまった (>_<)。ここは長ズボン履いていったほうがいいと思う。

いつもの如く天川村役場に車を駐車(無料)してスタート。
川迫川(こうせがわ)沿いの国道309号線を走っていきます。あの一番奥に見えるのが今日登っていく尾根道。

大川口に到着。ここまで9.5km、1時間14分。

橋を渡って右に見える木製階段が登山口。えっ、こんな所から登っていくの?って感じ。

いきなり壁です(笑)。写真では伝わりにくいですが、かなりの斜度。
鉄山は大峰三大急登の一つらしい。

壁が続きます。ロープが設置されていて助かるわ~
ここは登り専用にして、下りでは使わないほうが無難だと思う。

これ以降も急登が延々と続いて嫌になってくる。偽ピークに何度も騙されるし・・・

ある程度登ると徐々に斜度が緩くなってきて見通しも良いので歩き易いのですけどね。

ぱっと、見晴らしの良い高原みたいなところに出ました。アルプスの少女ハイジに出てきそうな光景で眺望がとても良い。
これは振り返って撮影しましたが、正面はバリゴヤの頭(あたま)、奥に見えるのが稲村ヶ岳ですね。

西側には、さっき走ってきた国道309号線に沿って流れる川迫川が見えます。

東側は、行者還岳から弥山へと続く大峯奥駈道。帰路で使う予定。

進行方向には小高い山が見えますが、あの向こう側に鉄山があります。

木の根っこが絡まる不思議なトレイルを抜けていきます。変化に富んだルートで飽きないですね。

ようやく鉄山(1,563m)に到着。ここまで11.0km、2時間46分。
頂上は狭いし、眺望もあまり良くないので通過するだけ。

いったん激下りしてから次は香精山(こうしょうやま)を目指します。この辺りも随所にテープがあるのでこれを頼りに進む。

あれが香精山かな? 結局どこがピークなのかわかりませんでした。

香精山を過ぎると鉄山平(てっせんだいら)と呼ばれる再び眺望の良い場所に出ます。

これは振り返って撮影。越えて来た山々がハッキリと見えます。
だいぶ登ってきましたね~

鉄山平を登り切ると、苔が生したモフモフゾーンに突入。このルートはいろんなバリエーションがあってほんと飽きさせない。

この辺りも踏み跡があり、テープも随所につけられています。

修復山(1,846m)に到着。ここまで12.4km、3時間53分。
ここもピークがわからなくて、ちょっと周辺を捜して見つけました。
大川口からここまでは踏み跡がしっかりついており、テープも随所にあるので、注意深く進めば迷う事はないと思います。

さあここから正面に見える弥山まで残り約1kmの道のりが問題の区間。
いよいよ今日の課題であるルーファイを実践する時がやってきたのか?

この先はしばらく倒木ゾーンとなります。テープの数は減りますが、それでも慎重に見渡せば少しは見つかるし、薄い踏み跡もあるので、何とか進んでいけます。

わずかなテープと踏み跡を辿ります。

見通しの悪いルートがしばらく続きますが、この辺りも薄い踏み跡があります。

弥山小屋まであと300mくらいのところまでやってきました。
ここから先は踏み跡もテープも完全に無くなるので、真っ直ぐにヤブ漕ぎして進むだけ。
自分は強引に正面突破していきましたが、あとで考えると左側(東)へ少し迂回したほうが多少はマシだったのかな~と思ったり。知らんけど・・・

ようやく弥山小屋が見えてきました。
結論は冒頭に記載した通り、ルーファイと呼ぶ程のものではないような気が・・・

ネットが張ってあるので弥山小屋の裏側に回り込むと、行者還岳から続く大峯奥駈道の到着地点に合流。

弥山(1,895m)に到着。ここまで13.5km、4時間33分。
フクロウまでがマスクしてる~

八経ヶ岳を眺めて少し休憩。
ヤブ漕ぎで疲れたのと、時間も予想以上にかかったので、このまま下山しようかなと思いましたが、やっぱり折角ここまで来たしな~と考え直して八経ヶ岳まで足を伸ばす事にしました。

八経ヶ岳に到着。ここまで14.3km、4時間55分。

さて帰路ですが、今日は行者還岳トンネル西口側に下山して国道309号線を走って戻る予定。結果としてこのままトレイルを進んで高崎横手~栃尾辻経由の天川川合ルートで下山するよりかなり遠回りとなってしまいました。

八経ヶ岳から天川村役場までの距離とタイム比較(過去実績)。
行者還岳トンネル西口経由  19.2km、3時間43分
弥山辻~カナビキ尾根ルート 12.6km、2時間55分
弥山辻~天川川合ルート   10.6km、2時間53分

弥山に戻ってから聖宝八丁(しょうぼうはっちょう)を下りていき、聖宝ノ宿趾(しょうぼうのしゅくあと)を通過。

弁天の森を通過。

奥駈道出合に到着。
ここで大峯奥駈道を外れて行者還トンネル西口駐車場へ向けて下山。

ここは初めて歩くのだけど、激坂がダラダラ続いてとても歩きにくい。

ようやく行者還トンネル西口に到着。ここまで19.1km、6時間45分。
ここから天川村役場まで14kmのラン。

国道309号線のVの字カーブをダラダラと走っていきますが、聖宝谷の崩落地(ドラゴンの爪跡)が見えてきました。ここもバリルートらしい(笑)。

大川口に到着。ここまで23.7km、7時間21分。
ぐるっと一周で14.2km、6時間7分。

引き続き川迫川沿いの国道309号線を走っていきます。早朝は車両の交通量が殆どないので走り易かったですが、帰路は交通量が多くて閉口しました。
ここは早朝使用だけにすべきかなと。

川の水がとても青くてキレイです。

本日の走行距離33.5km、タイム8時間38分。

うちトレイルとロードは下記のとおり。
トレイル(大川口~行者還岳トンネル西口) 9.6km、5時間31分。
ロード(国道309号線往復)23.9km、3時間7分。

おわり

本日の活動軌跡