音羽三山と山辺の道

今日は奈良県桜井市と宇陀市の境界に位置する音羽三山と呼ばれる熊ヶ岳、経ヶ塚山(きょうがつかやま)、音羽山(おとわやま)を縦走してから、山辺の道を近鉄天理駅まで歩いて(走って)きました。
当初の予定では、音羽三山に加えて天理市に位置する龍王山にも登る予定でしたが、途中で足を痛めて走れなくなり龍王山は断念。

本日の総距離35.9km、タイム7時間10分。

近鉄橿原神宮前駅からスタート。今日は終日曇りで気温も低く寒々とした感じ。
甘樫丘(あまかしのおか)や飛鳥寺を経由して石舞台古墳に到着。
ここまで4.3km、29分。

ここから談山(たんざん)神社に向け県道155号多武峰(とうのみね)見瀬線を登っていきます。ここは歩道はないのだけど交通量が少ないので走行には支障なし。
途中大きくカーブしている箇所があるので、気都和既神社(けつわきじんじゃ)のところから歩行者用のショートカットが用意されています。
この辺りは茂古(もうこ)の森と呼ばれ、大化の改新で暗殺した蘇我入鹿の首に追われた藤原鎌足がこの地まで逃げてきて「もう来ぬだろう」と言った事に由来しているのだとか。

ショートカットのトレイルを進みます。

談山(たんざん)神社に到着。ここまで8.3km、1時間20分。
ここは藤原鎌足と中大兄皇子が大化の改新の談合を行った場所で「談い山(かたらいやま)」と呼ばれたのが社名の由来。
紅葉の名所でもあり秋になると多くの観光客が訪れますが、冬は寂しげな感じ。

そのまま参道を進んで談山神社の東大門を超えます。

県道37号線を左折して少し進むと不動延命の滝があります。
ここが音羽三山の登山口なのかな?

ここからトレイルが始まると思ってましたが、予想に反して延々とロードが続きます。

ロードは歩き易くて良いのですが、今日は一部路面が凍結していてとても滑りやすい状態になっている。ツルッといきそうになるので慎重に進まないと・・・

ロードの終点に到着。いよいよここからトレイルの始まり。

激坂を登って大峠に到着。ここを左折すると音羽三山方面へ、右折すると竜在峠方面へ。

歩き易そうな尾根道だな~と思ってたら・・・

すぐに激坂に変わります。これがけっこうキツい。
音羽三山ってあまり有名じゃないし、大した事ないだろうと舐めてたけど、予想以上にアップダウンがキツくてしんどい。登っては下り、登っては下りの繰り返しでこんなの3つで十分ですわ! って感じ。

熊ヶ岳(904m)に到着。ここまで12.8km、2時間41分。
標高904mもあって六甲山と同じくらいの高さなのですね。
ここは雪が少し残ってました。

夏は熊笹に覆われて歩きにくい様子ですが、冬は全く問題なし。

経ヶ塚山(889m)に到着。ここまで13.7km、3時間2分。

さらに進んで音羽山(852m)に到着。ここまで14.2km、3時間14分。
音羽三山は、どの山も眺望がないので、あまり達成感がないですね。
ここから下山ルートはいくつかあるみたいですが、今日はメジャールートで下山。

頂上から700mほど下ったところに展望台がありました。

さらに300m下山すると音羽山観音寺に到着。ここまで15.2km、3時間37分。
地図には善法寺と記載されているので、観音寺はまだ先かな? といったん通り過ぎたけど、標識に観音寺の名前があったので、アレっと思い直してUターン。後で調べると名前が何度か変わってるみたい。

観音寺は奈良時代に談山神社の鬼門除けの寺として建立されたそうですが、ここは現在尼寺となっており、お寺での生活が「大和尼寺精進日記」というNHK番組で紹介されていて、とても有名なのだそうな。

下山後は県道37号線桜井吉野線を利用して北上し、近鉄大阪線を越えます。
県道37号線は交通量が多く歩道もない箇所があるので走行には要注意。

道なりに進んで山辺の道に合流。すぐに大神(おおみわ)神社に到着しますが、ここは大変多くの参拝客で賑わってました。
境内を通り抜けて今度は桧原神社へ向かいますが、これ以降は閑散とした様子。

景行天皇陵を通過。

崇神天皇陵の手前から崇神ルートで龍王山に登る予定でしたが、今日は20kmくらいから左脚膝が痛くなって走行が困難な状態に陥り、「龍王山まで行くのは無理そうやし、あとは山辺の道だけで勘弁しといたろ」と進んできましたが、後半は徐々に痛みが酷くなって走れなくなり大幅にペースダウン。

崇神天皇陵を通過。まだ残り7kmくらいあるかな?

あとは田んぼの畦道のような田舎道を通って石上神宮(いそのかみじんぐう)経由で近鉄天理駅にゴール。

おわり

本日の活動軌跡