金剛山 大阪側ルート探索

今日は、金剛山の大阪側ルートを探索してきました。
金剛山にはこれまで何度となく登ってますが、自分がこれまで歩いたのは下記3ルート。

1 ダイトレルート
2 マツバカケ尾根
3 青崩道(あおげみち)

これらはいずれもダイトレ縦走に絡めて歩いたもので、これまで金剛山だけを目的に歩いた事がなかったのです。
改めてヤマレコのGPS地図を見てると、金剛山って蜘蛛の巣のようにルートが張り巡らされていて、どこからでも登れるようになってる。マイナールートも含めると30以上はあるんじゃないかな。一つの頂上に向かってこれだけルートのある山も珍しいかも。

縦走もいいけど、一つの山をいろんなルートで歩くのもありかなと今日は金剛山の初ルートばかりを歩く事にしました。とは言え選択肢が多すぎてどのルートが良いのかわからないので、駐車場周辺のルートを片っ端から歩いてみることに。

本日歩いたルートはこちら。
1 カトラ谷  (上り)
2 タカハタ道 (下り)
3 ツツジオ谷 (上り)
4 文殊尾根  (下り)
5 馬の背   (上り)
6 千早本道  (下り)

※ 千早本道と文殊尾根の間に妙見谷ルートというのがありますが、現在立入禁止の様子。

これ見ると、もの凄い距離を歩いたかのようですが、総距離12.1kmしかありません。各ルートの距離がせいぜい3km程度と短いし、完全往復ではないので。
あと金剛山の標高は1,125mですが、登山口標高が既に520mもあって標高差は600mくらいしかなく、3往復しても本日の累積標高(上り)は1,300mでした。

関西では金剛山と同じくらい人気の六甲山と比較すると、金剛山は大阪側から登ると意外にラクというのがわかります。
数値的には摩耶山を上野道で登るのと同じくらい。

山名 ルート 距離 標高差
六甲山 芦屋駅からロックガーデン経由で六甲最高峰 8km 931m
金剛山 大阪側登山口から千早本道で金剛山 2.5km 600m
摩耶山 摩耶ケーブル駅から上野道で掬星台 2.5km 560m

本日の総距離12.1km、タイム5時間2分、最高気温33度、累積標高(上り)1,300m。

登山口からセト方面へロードを上っていきます。
程なくカトラ谷出合に到着。ここまで1.4km、18分。

谷沿いのトレイルを進んで最初の堰堤を越えたところから遡行開始。

すぐに一番目の滝があります。これは左から上りました。

二つ目の滝ですが、これは無理すれば上れない事もないように思いましたが、巻き道は無いのかな? とキョロキョロ辺りを見渡すと・・・・

あった~! ここは右側(左岸)にある巻き道で越えます。

あとは谷沿いを歩いていきます。

だんだん荒れた感じになってきたので、巻き道はないかと再び辺りを見渡すと・・・

どうやら右側(左岸)に巻き道があるように見えるので、ずり落ちそうな急斜面を上っていきます。上り切ると手前から巻き道が続いていたので、あれっ 道を間違えたのかな? と思ったり・・・

気にせず巻き道を進むとすぐに階段があるので上ります。

簡易な落石防護ネットを左側から越えます。

あとは斜度のキツいトレイルを上っていくとタカハタ道に出合。
ここまで3.0km、1時間25分。
カトラ谷ルートは距離1.6kmと短いし、特に危険箇所も無いので案外スムーズに歩けました。

ここから山頂へは向かわずにタカハタ道を下っていきます。

分岐点がありますが、ここを右折すると松の木道。

左折してタカハタ道を下っていきます。
金剛山の尾根道はどこも似ていて、下記のような薄暗い杉林の中をひたすら歩く感じ。

腰折滝(こしおれたき)まで下りてきました。ここまで4.3km、2時間。
変わった名前ですが、滝が二段になってて腰が折れたように見えるからだとか。
橋を渡ってから左へ鋭角に曲がって今度はツツジオ谷を遡行します。
下記写真は橋を渡ってから振り返って撮影。

しばらく谷沿いを歩きます。

ここは途中に大きな滝があってこれが核心部みたいですが、ここは左側(右岸)を高巻くようになってます。

巻き道はけっこうな高さがあるので注意して上っていきます。

上りきると後は下記のようなガレ場を滝の上部まで遡行するだけ。

ところが、ず~っとこんなガレ場が続くので、これで合ってるんかな? とだんだん不安になってくる。

途中にロープが用意されてたので、ああ合ってるんやなと一安心。

さらに遡行が続きます。もういい加減にして欲しいな~ と思ってると・・・

前方に橋が見えてきました。どうやらここが終点のようです。

橋は山頂直下の千早本道(ちはやほんどう)でした。
ツツジオ谷は上流部のガレ場が歩きにくいのであまり良い印象はありません。これだったらカトラ谷のほうがまだ歩き易いと思う。

転宝輪寺(てんぽうりんじ)に到着。ここまで6km、3時間5分。
暑さで不動明王が燃えてる! ってそんなわけない。

さて、ここまで3ルート歩きましたが、予想に反し距離が短くてまだ6km。最低でも10kmくらいは歩かないとな~ と次は文殊尾根を下っていきます。
ここもタカハタ道と同じような雰囲気のトレイル。

尾根道は谷道のような変化はないけど、とても歩き易いですね。

伏見峠ルートまで下りてきました。ここまで7.7km、3時間44分。
地図を見るとここから少し北に進んだところに谷筋ルートがあるので最後にここを登るつもりでしたが、踏み跡が見当たらないし人が歩いたような形跡もない。これは避けたほうが無難だな~ と今回はパスする事に。
後で調べると寺谷ルートといって登り口は少し手前にあるみたい。

谷筋は諦めて、その東隣にある馬の背ルートを登る事にしました。ここも最初は谷筋(細尾谷)に沿って歩いていきますがすぐに分岐します。

この尾根道も踏み跡がはっきりした良い道。

木の根っこが広がるトレイルを上っていきますが、何故この道が馬の背と呼ばれるのでしょう?

金剛山遊歩道(山頂~ロープウェイ乗り場)と合流。
ここまで9.6km、4時間32分。
けっこう歩いたつもりなのにまだ10kmにも満たない。もう一往復するか! と一瞬思ったけど、もう飽きてきたし、暑さで疲労感満載のため本日はこれにて終了。

あとは千早本道で下山。さすが金剛山の代表的ルートなだけあって、整備された安心安全なルート。迷いたくても迷えないみたいな感じ。
ただ階段ばかりで面白みはないですが。

おわり

本日の活動軌跡