大台ヶ原マラソンinかみきた

今日(5月12日)は令和最初のマラソン大会となる「大台ヶ原マラソンinかみきた」に初参加しました。
今シーズン23レース目(フル9、ハーフ12、10K1、28K1)。
結果は3時間3分40秒。

大台ヶ原マラソン、とにかく暑くてきつかった!
累積標高差(上りの合計値)1,240m、距離28kmは半端ない。しかもコースの全てが上りで休める暇がない。かつ今日は気温が高く(15度~27度)、
軟弱オヤジには過酷なレースとなりました。

マラソンやってる人は累積標高差1,240mがどれだけ大変かはよくわかると思います。西日本で一番きついと言われる「いびがわマラソン(フル)」ですら500m程度。
昨年の6月に登坂コースとして有名な「みかた残酷マラソン」(累積標高差600m程度、距離24km)に参加しましたが、あそこよりもはるかにきつい。
「みかた残酷マラソン」を走り終わっても「残酷や~」とは思わなかったけど、今日は走ってる最中に「拷問や~ 誰がこんなコース考えたんや~ 」と思ってたので(笑)。

本大会がきついのは累積標高差1,240mもあるけど、上りのみで殆ど下りが無い事。
走りながら考えてたのですが、上りばかりとかあるいは下りばかりとか一方向に長く体を動かすと体の筋肉等を休ませる事が出来ずに疲労が溜まるのではないかと。
走ってる時と歩いてる時の筋肉の使い方が違うように、小刻みなアップダウンがあったり、走るだけでなく歩きも混ぜたりして交互に体の各部位をいろいろ動かすほうが疲労が軽減されて、疲れにくくパフォーマンスも上がるのではないかと思う。

さて、今日はスタートが朝8時と早いので(受付7時15分まで)、自宅を朝4時前に出発。あまり寝てません。
上北山村まで車で2時間半程度と考えてたけど、早朝で混雑が無いので2時間程度で到着。基本的に車じゃないと行けない場所なので、アクセスは良くないです。

コースは上北山村河合(河合清流橋)から大台ヶ原駐車場までの登坂コース。
今年のコースは昨年までのハーフマラソンのコースから変更され、自転車ロードレースで有名な「ヒルクライム大台ヶ原since2001」のコースに変更されました。

今日の参加者は男性273名、女性44名の合計317名。
定員350名なので定員割れ。
何とこじんまりした大会でしょうか。但し、昨年の参加者数が254名なので、新コースに変更されて増加しています。
ちなみに上北山村の人口は432人。

参加者317名なのでスタート地点はガラガラ。
割り込み不要でどこに並んでもOK。
一応、速い、普通、遅い順のブロックに分かれますが・・・
走り出してからも混雑が全く無いのでとても走り易い。

コースは大きく3つの区間に分かれます。

スタート地点から10km地点まで(約10km)
スタート地点から5kmくらいまではほぼフラットなのでスピードは出せます。
4.5km地点の第2関門の閉鎖時間がスタートから30分後の8時30分と意外に厳しいので少し急ぐ必要がある。

その後はゆるやかな勾配の登り坂がだらだらと続きます。
この区間はまだ元気がありました。

10km地点から大台ヶ原ドライブウェイ出合の17.5km地点まで(7.5km)
ここが平均勾配9.3%の激坂区間であり、このレースの核心部分。
この区間で後続ランナーにガンガン抜かれて行きます。みんな速いわ~
自分の今日の目標はとにかくゴール地点まで歩かずに走り通す事なので、無理せずにゆっくりペースを維持して上って行きます。

それにしても、坂、坂、坂のオンパレード。いくら上っても次から次へと激坂が現れてウンザリ。
覚悟して臨んだつもりだけど、流石に「もうええやろ!」と逆ギレ気味に・・・

17.5km地点からゴールの28km地点まで(10.5km)
ここまで県道226号大台河合線でしたが、ここから大台ヶ原ドライブウェイに合流して、ゴール地点まで比較的ゆるやかな勾配をひたすら上っていきます。
ただ、ここまでで脚に相当ダメージが来てるので、なかなかしんどい区間ではある。

この辺りでもまだ後続ランナーに抜かれて行くので、流石にそろそろ頑張らなあかんな~ とペースアップしようと思うのだけど、腰や脚が全く言うことを聞いてくれない。もはや制御不能の状態。
それでも走り続けているのですが、ほぼ歩きに近いスピードなので、これだったらむしろ歩いたほうが速いんじゃないかと思える程。


(注)上記写真は、スタート直後のもの

フラフラになりながらもゴール!
結局、最後まで歩く事なく走り通す事は出来ましたが、終始ペースは遅めでした。

ゴール後は完走証、スポーツ飲料、串こんにゃく、栃餅ぜんざいが頂けます。ぜんざいが大変美味しかった。

その後、バスで駐車場まで送ってもらえますが、大台ヶ原ドライブウェイは道が狭くカーブがとても多いので下りでも小1時間かかりました。
せっかく大台ヶ原まで来たので東大台ヶ原をぐるっと一周したかったのですが、バスの乗車時間の関係でなくなく諦める事に。


(注)上記写真はゴール後にバス乗車位置から撮影したもの

本大会ですが、きついコースなのは間違いありません。朝早く、アクセスも大変。しかし運営はきっちりしてるし、走りながら見る景色は最高だし、人数少なくて走り易いし、自分はとても良い大会だと思いました。

みかた残酷マラソンに3,000人集まるのなら、こちらももう少し上手く宣伝すればもっと集まってよい大会だと思うけどな~ でもこれくらいの規模のほうが参加する側にとっては、ほのぼの路線で良いですけどね。

おわり

本日の活動軌跡