村岡ダブルフルウルトラランニング 44km

今日(9月29日)は村岡ダブルフルウルトラランニング 44kmに初参加しました。
結果はネットタイムで4時間54分35秒、最高気温28度。

冒頭に言いますが、これはマラソンというより山岳修行です。
マラソンと考えると「?」となりますが、修行に来たんだと考えると納得がいく。
誰もいない山奥の坂をひたすら走って登り下りし、巨大な大仏を参拝し、エイドで頭から水をぶっかぶり、両足が同時に攣ってまともに走れなくなり、ゲリラ豪雨にも遭い、GPS時計が電池切れになり(これは関係ない)、最後は疲労困憊でもうアカンと何も考えられなくなった時に、人は心が無になって悟りが開けるのでしょう。
事実、自分も悟りました。「軟弱オヤジが参加する大会じゃない」と・・・

もともと本大会はDNS(Do Not Start)するつもりでしたが(まだ暑いので)、前日の天気予報を見ると終日曇りで、最高気温も26度になっている。これだったら走れない事もないかな~と急遽参加する事に。

当日は朝5時出発。
大阪から舞鶴自動車道→北近畿豊岡自動車道をひた走って、日高神鍋高原ICから国道482号線で奥神鍋を越えて村岡まで約2時間半。
遅い到着の様子で駐車場は、ほぼ満車の状態。
受付は8時半まで。
バスでスタート地点の山田グランドまで移動し、10時スタート。あとは修行の旅。

44kmは3つの山越コース。
とにかく坂・坂・坂の連続。坂しかない(少しだけ平地あり)。
まあ当然なんですけどね、周りが山だらけなので。
ところで、自分はコース全編がロードだと思ってましたが、最初の山登りは足下の悪い砂利道でした。どうやら以前とコースが変わったみたい。
この砂利道がとても走りにくい。まるでトレランだな~と思いながら、頂上まで登り、後は長~いロードの激坂を下って行く。
下りはスピードだせるけど、斜度がきついので足に負担がかかります。

国道9号線に出てから二つ目の山へ。
程なく長楽寺に到着。
ここに但馬大仏があって「何じゃこりゃあ~」と感嘆するほど巨大な大仏3体が鎮座している。ご丁寧にも大仏の回りを一周するコース設定になっており、出口では、おはぎとお茶が一人1個ずつ支給されます。
ホッコリと縁側でお茶をすすりながら・・・ってそんな余裕ないので先を急ぎます。

長楽寺を過ぎても延々と登り坂が続くのですが、だんだんと回りにランナーがいなくなり一人で走るようになる。
山間部は沿道の応援とか皆無なので、ぼっちランニングが続くと「どこかで道を間違えたんかな~」と心配になってくる(笑)。
二つ目の山を下りるとしばらく国道482号線沿いを走って行き、いよいよラスボスの登りへ。

高低図を見るとラスボス(3つ目の山)が一番標高低いので、最初の2つを頑張れば後は何とかなるな~と考えていたのですが、甘かった。やはりラスボスはラスボスでした。
とにかくどこまで登らせんねん!って感じで延々と坂道が続く。
心が折れて「もうどうにでもなれ~」と自暴自棄になってたところ、やっと頂上(一二垰)に到着。助かった~
ここが最後のエイド。ヤクルトが有ったので2本注入。

さあ、後は4kmの下りだけなので、最後の力を振り絞って頑張るぞ~ となるのですが、今日は35kmくらいから両足のふくらはぎが痙ってまともに走れない。こんなの初めてじゃないかな。
ゴールまで、 少し走る→痙る→屈伸→少し走る→痙る→屈伸の繰り返し。
段々と屈伸も利かなくなって痙った状態のまま走るしかない。もうヨレヨレ。
こんな状態なので村岡小学校グランドに入ってもラストスパートなど出来るわけがなく、ふらつきながらのゴールとなりました。

ゴール後もいろんな飲み物や食べ物が用意されており、ぜんざいを頂いて一服。重い腰を上げて完走証をもらい帰路についたのでした。

さて、本大会が人気ある理由の一つはエイドが大変充実している事。本日走ってみて、確かに十分なエイド数と種類の多さを感じたので、その通りだと思う。ただ、アクエリアスが水で薄められていて、殆ど水みたいだったのが残念でした。
沿道の応援は少なめですが、随所での地元の方々の熱烈な応援があり、また後半はウォーキングの方々を追い抜いていくのですが、必ず「頑張って~」とお声がけ頂けるので、非常に励まされた。こういう所が人気の理由なのでしょうね。

本日の参加者数
100km 805名(男子85%、女子15%)
88km 334名(男子57%、女子43%)
66km 330名(男子61%、女子39%)
44km 665名(男子60%、女子40%)
総合計 2,134名(前回参加者2,147名)

おわり

本日の活動軌跡(3つ目の山を越える辺りで電池切れにより記録終了)