多紀連山縦走

今日は丹波篠山まで遠征してきました。
まあ遠征と言っても、大阪駅からだと快速で1時間10分程度なのでそれほど遠いわけではありませんが、何となく遠足気分。

丹波篠山にはかつて修験道行場として栄えた多紀連山という山があります。
主に小金ヶ嶽(こがねがだけ、725m)、御嶽(みたけ、793m)、西ヶ嶽(にしがたけ、727m)という3つの峰で構成されていて標高はそれぞれ700m程度と低山ですが、アルペンチックなけっこう険しい山容だとか。
今日はこれら三山を反時計回りで周回する予定。

今日は電車利用なのでJR篠山口駅からのスタートとなりますが、多紀連山はアクセスがあまりよろしくない。駅から登山口まで約13kmあるので、徒歩かバスで移動する必要がある。自分は走っていきましたが、けっこう遠く感じました。バスだと篠山城周辺くらいまでしかいけないのかも。知らんけど・・・

駅から歩道のある道を選んでまずは西紀(にしき)方面へ3km北上。道路脇標識に化石街道とありますが、この辺りで恐竜の化石が発見されたのかな?

看板のところを直角に右折して、市街地方面へ西進。
ここは篠山ABCマラソンで走ったコースなので何となく見覚えがあります。

篠山市街地を抜け、さらに西進してやっとこさ登山口に到着。
ここまで13.3km、1時間32分。
まずは谷沿いを歩いていきます。

この辺りはけっこう荒れた雰囲気ですが、しばらく谷沿いに進むので迷う事はないでしょう。

途中から谷を高巻きするように登っていきます。ここまで来ると踏み跡は明瞭。

頂上近くまで登ってくるとガラッと雰囲気が変わって、まるで修行のようなキツい岩登りとなる。高度感があって怖いので慎重に登らないと・・・

なんとか登り切って小金ヶ嶽に到着。ここまで15.1km、2時間30分。

ここは眺望が良いですね。今日歩いた三山のうち一番景色が良かった。
ゆっくりしたいところですが、まだ二つ残ってるので先を急ぎます。

次のターゲットは多紀連山主峰の御嶽。う~ん、確かに存在感あるわ。

ここからいったん御嶽までの中間地点である大たわに向けて下山します。
小金ヶ嶽からの下りは岩稜帯の厳しいトレイルが続く。けっこうビビりながら歩いてました。

鎖場なんかもあったりして、ほんと修験道やな~
両手を使ってゆっくりと下降します。

岩稜帯を過ぎると杉林のなだらかなトレイルに変わります。道なりに下っていくとフィールドアスレチックのような遊戯物が出てきましたが・・・

大たわに到着。ここまで16.1km、3時間1分。
「たわ」とは山の稜線のくぼんだ所という意味らしい。
ここにフォレストアドベンチャーというアウトドア施設がありました。駐車場もあるので、ここをベースに活動出来そう。

ここから御嶽に向けて登っていきます。しばらくは優しいトレイルが続く。

長い階段が出てきました。天国への階段ですか?

御嶽山頂に到着。頂上は東西二つの峰からなり、西の峰が最高峰で東の峰には石室(下記参照)がありました。石室の中には、やはりあの人が・・・

少し進んで最高峰である西の峰に到着。ここまで17.3km、3時間30分。

お次は西ヶ嶽ですね。遠くに二つの峰が見えるけど、もうしんどくなってきたので、手前ので勘弁しといて欲しいな~と考えてましたが、そんなはずはなく、やっぱり奥のが西ヶ嶽だった。

いくつかのアップダウンを越えて西ヶ嶽に到着。ここまで18.5km、4時間9分。
ふ~ 今日はこれで終わりやなと喜んでましたが・・・

最後に痛恨のエラー。
頂上から尾根伝いに進んで来たのですが、地図には分岐が無い箇所で下記のような左折標識があったので、直進は行き止まりかなと思い左折。枯れ葉で半分以上隠れた急な階段を下りていきます。途中でなにげにGPSを見ると予定ルートから大きく外れている。
アレッ、何で?って感じでこのまま進むか戻るか少し迷いましたが、こんな所にルートは無いはずなんでやっぱり戻ろうと分岐点まで登り返す事に・・・

栗柄(くりから)側に下山するにはここを左折せずに真っ直ぐ進まねばならない。
標識には「藤岡」と記載されていますが、後で確認するとどうやらこのルートは南下して藤岡ダム経由で市街地へ至る様子。

真っ直ぐに進んで激坂を下りていきます。下山ルートは利用者が少ないせいか道がちょっと荒れてるので、ルートを見失いがち。慎重に進んで栗柄側の登山口に到着。ここまで20.5km、5時間4分。

あとは県道97号線を走っていき、黒豆の館の交差点を左折。にしきトンネルを抜けると化石街道に接続するので篠山口駅まで残り3kmのラストラン。

振り返ると今日歩いてきた多紀連山がくっきり見えました。
さらば篠山! 来年は丹波篠山ABCマラソン大会が開催出来るように祈願しております。
本日の総距離30.7km、タイム6時間19分。

おわり

本日の活動軌跡