今日は特に山行計画もなく、梅雨時で天気も安定しないし、近場で適度に遊べて銭湯のあるところは? となると、やっぱり六甲山か・・・
六甲山を登るにしても半縦走とかガッツリ歩く気分でもないので、まだ歩いていないルートが残っている荒地山周辺の迷路でも軽く散策しようかなと。
本日の走行距離11.1km、タイム4時間52分。
日曜日なので芦屋周辺はハイカー多いだろうな~と予想してましたが、案の定というか予想以上の人出にビックリ。阪急芦屋駅前には「どんだけ多いねん!」っていうくらいのハイカーが集結している。
「今日は何か特別な催し物でもあるんですか?」って聞きたくなるくらい。
先日、荒地山に熊が出没したというニュースが出てたけど、皆あまり気にしてしないというか関係ないみたいですね。
芦屋のハイソな高級住宅街を抜けて高座の滝に到着。
このまま中央稜を歩くと大混雑が予想されるので、ハイカーが少なそうな芦屋地獄谷ルートを歩こうと、少し登ったところを地獄谷側へ下ります。
ここから先は人も減って静かになるやろと思いきや、考え大甘ちゃんだった。
先行者が何人もいるし、「どんだけ多いねん!(2回目)」っていうくらい後続のハイカーが次から次へと上ってくる。
地獄谷ってマイナールートだと思ってたけど違いました。ここは完全にメジャールート化してます。
小滝が連続する地獄谷を遡行していきますが、みんな歩くの速いわ~ 岩場をヒョイヒョイと躊躇せずに上っていく。
自分はこういう滝の遡行は苦手で歩くのが遅いので、後続ハイカーに次々と抜かれていきます。
今日は水量が多いので、出来るだけ靴を濡らさないようにと慎重に足の置き場を選びながら歩いていたのですが、滝を安全に上ろうとするとどうしても靴を水につけざるをえない。
嫌な予感がしてたのですが、とうとう下記箇所で両足ドボンに。
あ~あ、やっちまった~ 恐れていた事が現実に・・・
今日はこれ以降ずぶ濡れ靴のまま歩かざるをえず、とてもブルーな気分に。
ピラーロック(万物相)への分岐点である小便滝までやってきました。
以前はここに「小便滝」という看板がありましたが、なくなってますね。
皆さんは、ここを右折してピラーロックへ向かうので、混雑を避けようと今日は奥に見える堰堤(梅谷第二砂防ダム)を越えて上流まで進んでみる事に。
小便滝をピラーロック方面へ右折して少し登った辺りに堰堤越えの巻き道があります。これを利用して右(左岸)から堰堤を越えます。
ここから先は初めて歩くコースですが、結論を言うと大きな滝は一箇所だけで後は特に見所もなく、人が殆ど歩かないため蜘蛛の巣だらけで不快だし、ここはマニア以外の方には全くオススメしません。地獄谷の遡行は小便滝までで十分で、後はピラーロックを歩くほうが100倍楽しいと思う。
大きな滝は下記一箇所だけ。ここは二段構成で奥側の高い滝を直登出来るか不明だったので、右の巻き道を利用。ちょっと高さがあるので恐いなと感じました。
これ以降は特に危険箇所はなし。
ゆるゆる歩いていると足音に驚いたのか、イノシシがブイブイ叫びながら猛スピードで走り去っていきました。突然でちょっとビビったけど、こちらに突進してこなくて助かったわ。
あとはチョロチョロと水が流れる沢沿いを歩いていきます。
今日はあれだけ人が多かったのに、小便滝から先は貸切状態で、風吹岩まで先行者も後続者も誰一人見かけず。
谷が左右に分岐していますが、ここは方向的に右ですね。
分岐を過ぎると谷を外れて風吹岩(かざふきいわ)方面へと向かう踏み跡がありました。テープがあるのでこれを頼りに進みます。
荒れた道を上っていくと・・・
風吹岩の南側に出てきました。こんなところに出るのですね~
下記は振り返って撮影したもの。
難路と書かれてますが、下り利用は止めた方がいいよという事だと思う。
風吹岩には多くのハイカーが休憩していたのですぐに退散。
とりあえず次は奥高座滝へ向かいます。
中央稜を少し戻るとピラーロックから登ってきて高座谷方面へ下降するトレイルと交差するので、ここを左折。
途中で小高い尾根道(アカシヤ尾根?)を越えて高座谷へショートカット出来そうな道があったので進んでみます。
下記写真のガレた坂道を下りると高座谷に出ました。ここはあまり良い道(?)ではないですね。
高座谷を上流に向かって歩いていきます。
すぐに奥高座滝に到着。ここは初めて訪れますが、左右に二つの滝がありました。
どちらが奥高座滝なんでしょう? 両方なのかな?
下記写真は右側の滝。こちらのほうが迫力あります。
下記写真は左側の滝。ちょっと地味系?
どちらも結構大きな滝で、まさかここを登れるとは思いませんでしたが、後で調べると登る人もいるみたい。どうやら両滝の間の岩壁を上っていく様子ですが、危険そうだし近づかないほうが無難だと思う。
少し戻って下記標識のある場所から巻き道がある様子。
シダの茂ったトレイルを登っていくとキャッスルウォールの巻き道と合流。
キャッスルウォールの巻き道は左右二つに分かれていて、左が安心安全の巻き道、右がアドベンチャーな巻き道となっている。
前回は安心安全を選択しましたが、今日はアドベンチャーにチャレンジ。
登りながら自分にはちょっと難易度高かったかな~ と少し後悔しましたが、いったん登り始めると今度は下るほうが危険になるので、とにかく必死のパッチで登っていきます。
何とか頂上まで辿り着きましたが、巻き道といえどかなりの高度感。
次はブラックフェイス前を通過して、プロペラ岩まで獣道のようなトレイルを進みます。道は細いですが、踏み跡はしっかりついています。
一ヶ月くらい前にやってきたばかりですが、再びプロペラ岩を通過。
前回は荒地山ボルダーの上部から西へ谷を越えて直進するようなイメージでしたが、今日はボルダー下部から上っていくようなイメージ。
上部の岩が落ちてきたらぺっちゃんこになるので早々に退散。
シダの生い茂ったトレイルを上っていきます。
黒岩一本松までやってきました。今日はどこもハイカーだらけなのでここも占領されているだろうな~ と思ってましたが、誰もいなくてラッキー!
テーブルロック等がある荒地山ボルダー上部は人気スポットですが、ここはちょっとルートから外れているので、意外に空いてるのかもしれません。
ここで景色を眺めながら小休止。
さあ、今日はもうここから魚屋道に出て甲南山手駅方面へ下山します。
五分岐に到着。ご親切にも標識が貼られていました。
山道で五分岐って珍しいですね。あまり見ないかも。
今日は斜め左下の荒地山から進んできて、魚屋道に出る予定なので右折ですね。
アカシヤ尾根というのが気になりますが、さきほど自分が奥高座滝に向けてショートカットしようと越えてきた尾根道かもしれない。
まあとにかくこの辺りはラビリンスですわ。
魚屋道に出て横池に到着。ここも多くの人が休憩しておられるのですぐに退散。
今日はどこに行っても人が多い。
風吹岩から中央稜で下山すると大混雑必至なので、右折してそのまま魚屋道を進みます。この辺りは初めて歩く道ですが、なかなか良い道ですね。
いくつかある分岐を左、左と進んでいって蛙岩(かえるいわ)までやってきました。
う~ん、確かに変わった形の巨石ですね。
だいぶ下山してきて芦屋の住宅街が見えてきましたが、もう少しで登山口というところに弥生時代の集落遺跡である会下山遺跡(えげのやまいせき)があります。
昭和31年の発掘調査で見つかったのだとか。
まあ、2000年前にこの辺りに人が住んでましたよってだけで、古墳のように何か形が残っているものではないので、特に見物出来るような物は何もありませんが・・・
本日の山行はこれにて終了。この程度であれば身体の疲れは無いのですが、帰ってからが大変でした。夜になって何やら痒いな~ と思ってたら、な、なんと虫(ブヨかな?)に右足を五ヶ所も刺されていて、痛みやら痒みやら湿疹やらで数日間とてもツラい思いをしました。
これまでも虫に刺されて部分的に腫れる事はありましたが、これほど酷いのは初めて。夏山を舐めたらあきませんわ。
自分は普段、半パン半袖シャツで行動してるのですが、この時期にこの恰好はあまりに無防備だったな~ と反省しきり。今後は長ズボン長袖シャツで出かける事にします。
おわり
本日の活動軌跡
スタートは阪神芦屋駅ですが、GPS起動が遅かったので高座の滝からのデータ。