湖南アルプス

今日は湖南アルプスに初めて登ってきました。
湖南アルプスは琵琶湖の南部、瀬田川の東側に連なる山脈の総称で、田上山(たなかみやま)系と金勝山(こんぜやま)系に分かれます。一般的には、田上山系=湖南アルプス、金勝山系=金勝アルプスと呼んでるみたい。
どちらかというと金勝アルプスのほうが人気が高くてハイカーも多そうなので、今日はちょっと地味系な湖南アルプスをチョイス。

コースは、堂山(どうやま)、太神山(たなかみやま)、矢筈ヶ岳(やはずがだけ)、笹間ヶ岳(ささまがだけ)を巡る定番周回コース。
湖南アルプスというからには、さぞかしアルペンチックな雰囲気なのだろうと期待してたのですが、アルペンチックなのは堂山だけで、後はフツーの里山ハイキングでした。

本日の総距離30.5km、タイム7時間15分、最高気温30度。

最寄駅であるJR石山駅からスタート。
登山口までバスが出てるようですが、トレーニングを兼ねて走っていきます。
瀬田川の左岸沿いを進むので、まずは瀬田唐橋を渡ります。

最初は瀬田川沿いのロードを走っていましたが、河川敷に「瀬田川ぐるりさんぽ道」という遊歩道を見つけたのでこれを利用する事に。
4kmほど下流に向けて走ってから瀬田川を離れ住宅街を抜けます。
大戸川を渡ると今度は支流である天神川の上流に向けて進みます。

田上(たなかみ)公園を通過して県道109号​不動寺本堂線を進むと新名神高速道路の工事現場が見えてきました。
ガードマンに指示された迂回路を進んで堂山登山口の河原に到着。
ここまで8.4km、1時間11分。意外に距離がありましたね。

まずは堂山を目指すので天神川を渡渉しなければならないのですが、ここは置き石が小さいし、浮き石があったりで危うく片足ドボンするところでした。川が増水したら渡れないんじゃないかな?

支流に沿って登っていきます。この辺りは巨岩がゴロゴロしているのだけど、濡れた岩が多く滑りやすいので慎重に進まないと・・・

沢沿いを進むので何度か渡渉しますが、下記ポイントは少し苦労しました。
写真だと簡単に渡れそうに見えますが、岩が傾いてるのでバランスが取りにくい。
右は少し高さがあって落ちると怪我しそうだし、落ちるとすれば左なんだろうけど、深みがあって腰くらいまでつかってしまいそうな感じ。ドボンしたくないので慎重に渡ります。

引き続き沢沿いを登っていきますが、砂防堰堤の辺りから沢を離れ北向きの尾根に取り付きます。

前方に堂山が見えてきました。途中、ザザッと音がして野生の鹿2匹が走り去っていったけど、こんなところに鹿が生息しているのですね。

堂山(384m)に到着。ここまで9.8km、1時間51分。

頂上からの眺望が良いですね。ゆっくりしたいところですが、先が長いので休憩なしで進みます。

ここから下りですが、下り口が左右二箇所あって、どちらから下るのか少し迷いました。よく見ると右側の岩場にロープがあったので、これを利用します。

堂山周辺は、低山でありながら岩場が続くアルペンチックでスリリングな雰囲気を醸し出してて、これが人気の理由なんでしょうね。
なんとなく芦屋ロックガーデンに似てるような気が・・・

尾根道を進むとパッと明るい雰囲気の河原に出ました。
ここを下流に進んで、砂防堰堤である鎧ダムは右岸側にある巻き道を使って越えます。

沢沿いの小道を歩いていきます。
下記写真は振り返って撮影。この辺りは明るい感じで雰囲気良いですね。

再び天神川を渡渉します。ここの置き石は大きくて安定してるので難なく渡れました。

県道109号​不動寺本堂線に出合。スタート地点から真っ直ぐに進むとここに到着するので、ぐるっと回り道をしてきた感じ。
ここまで12.0km、2時間40分。

次の目的地は、湖南アルプス主峰である太神山(たなかみやま)。
しばらく西へロードを進みます。

途中でロードからトレイルに変わってここから登りが始まります。
ここは東海自然歩道のコースにもなっており太神山を越えて三重県に向かう様子。

途中に泣不動と呼ばれる石仏があります。何でこんなところに?
「こんな坂を登らされてこっちが泣きたいくらいやで・・・」とかブツブツ言いながら通り過ぎます。

程なく太神山不動寺 (たいじんさんふどうじ )に到着。境内を通り抜けて階段を登り詰めたところに太神山(たなかみやま)の山頂(600m)があります。
ここまで15.0km、3時間32分。

頂上には三角点と太神山不動寺のお堂があるだけで、眺望はなし。
太神山不動寺は、天台寺門宗総本山の園城寺(一般には三井寺)の末寺で平安時代に智証大師円珍(ちしょうだいしえんちん)が創建。

少し戻って今度は矢筈ヶ岳方面へ進みます。この辺りはごくフツーのトレイル。

激坂を登って矢筈ケ岳(やはずがだけ 562m)に到着。ここまで17.4km、4時間17分。ここも眺望なし。
ここからいったん下山しますが、Uターンして来た道を戻るか、先へ進むか2つの選択肢あり。自分は先に進んでぐるっと迂回しましたが、この辺りは利用者が少ないせいか道が少しわかりにくい。

尾根道を県道109号​線に向けてひたすら下りていきます。この辺りも眺望がなくてどこを歩いているのかよくわからない。

笹間ヶ岳へ向かう分岐点まで下りてきました。ここから真っ直ぐに進めばゴールなんだけど、周回コースはここを左折して西へ大きく迂回しなければならない。
まあ仕方ないですね~
左折してから池の横を歩いていきます。

シダの生い茂ったトレイルを進みます。この辺りは意外にアップダウンがあってしんどいのですよ。

やっと笹間ヶ岳(433m)に到着しましたが、何やら巨大な岩(八畳岩というらしい)があって梯子がついてますね。
ここを登るのかな?

岩に登ると絶景が待ち受けてました。
ここまで21.0km、5時間29分。
さあ、これで湖南アルプス4座達成したので、あとは下山するだけ。

当初はスタート地点の田上に戻る予定でしたが、ここからだと関津方面へ下山するほうが早く帰れそうなので予定変更しようと思ったら、なにやら看板が・・・
これ見ると通行禁止ではなく遠慮してくれって書いてるけど、火薬を使うから危険とかランボーじゃあるまいし、近くで爆破作業でもしてたら吹っ飛ばされるやん!
流石にこの警告を無視して進む勇気はないので、田上に戻る事にして林道を県道109号​線に向けて走っていきます。

新名神高速道路の工事現場を越えて田上まで戻ってきました。
ここまで23.6km、6時間。

ここからJR石山駅まで戻りますが、今日はとても暑く既に疲労感満載なので、ラン&ウォークでダラダラと移動。
瀬田唐橋を超えたところにある銭湯「容輝湯」で汗を流して帰りました。

おわり

本日の活動軌跡