なんだか時代劇のようなタイトルですが、今日は久しぶりに六甲山に登ってきました。
六甲山に登る場合、縦走路を東西に歩く事が多いのですが、たまには趣向を変えて南北縦断にチャレンジ。プラス出来るだけ人に会わない隠密行動でと、登りは六甲山の中でも迷いやすいと言われているマイナールートの五助(ごすけ)尾根を利用。過去に遭難事故も起きているらしく、小心者のオヤジにとってはビビりながらの山行となりましたが、果たしてオヤジは無事に目的地に辿り着く事が出来たのか?
結論から言うと、「何でここで迷うのかな?」って感じのフツーの尾根道。
確かに1箇所だけ分岐があってそこは注意が必要ですが、昔と違い今や情報過多の時代。ネットで多くのハイカーが、これでもかっていうくらい注意喚起しているので、もはや迷うほうが難しいとさえ言える状況かと。
それよりここは最後、縦走路出合手前の深い熊笹のヤブ漕ぎがとてもウザイ。今日は半パンだったので笹で足に切り傷を負ってしまった (>_<)。
阪神魚崎駅からスタート。住吉川沿いのランニングコースを走っていきます。
激坂ロードを登っていき住吉台の住宅街を抜けて五助山(ごすけやま)登山口に到着。
ここまで5km、56分。
登山口にあるナイフリッジは通行不可なので、少し東側に迂回して怪しげな雰囲気のガレた谷筋から取り付きます。すぐに左手へ廻りこんで本ルートに合流。
寄り道して手前のナイフリッジを観察。う~ん、通れない事もなさそうですが、危ないので近寄らないのが無難でしょうね。
ここから五助山に向けて登っていきます。するとすぐに崩落したヤセ尾根が出てきました。ここも危なそうですね。
左側に落ちると大変なので気持ち右側に重心をかけるような感じで進みます。
あとはひたすら登るだけ~
登るだけ~
ここは直登の激坂で「天狗岩南尾根階段無しバージョン」みたいな感じ。
五助山に到着。ここまで5.9km、1時間32分。
特に眺望はありません。
ここから500mほど登ったところに間違いやすい分岐があります。
この二股の木が目印で、ここは左折が正解。左折は下り、右折は登りとなっているので、何となく登りのイメージで右折してしまうのでしょうね。
ここをよく覚えておいて下さい。覚えられない場合は「サインはV」と覚える事! って、古すぎるわ~
だいぶ登ってきましたが、最後は岩場の登りが続きます。下りは危険な感じがするので、ここは登り利用がいいかもしれない。知らんけど・・・
深い熊笹を掻き分けて縦走路に出てきました。
ここまで7.2km、2時間16分。
隠密道中は成功で、五助尾根では誰にも会わず。まあ下記のような消極的案内だと誰でも躊躇するわな・・・
山頂近くは雪が残ってたので、ヤブ漕ぎで服がびちゃびちゃ。
雪が残ってるのは良いのだけど、ランニングシューズで来てるので滑りそうで恐い。「山を舐めたらあかんぞ~」って声が聞こえそう。
極楽茶屋跡から紅葉谷コースで有馬温泉へ下山。ここは炭屋道分岐点から有馬温泉間が、土砂災害による路面埋没等で長らく通行止めになっていましたが、ようやく復旧工事が終わって通行出来るようになりました。
魚屋道(ととやみち)登山口に到着。ここまで11.2km、3時間6分。
ここから登り返しですが、有馬温泉までやって来て、どこにも寄らずにUターンして帰るとか何が楽しくてこんな事やってるんかな? 修験道かいな・・・
魚屋道は六甲山のゴールデンルートなので、多くのハイカーに会いました。
途中、ヤセ尾根の迂回路があってアイスバーンみたいになってるので、滑りやすくて恐い。
こんな簡易階段まで設置してるし、六甲山は崩落箇所だらけ・・・
下記写真は振り返って撮影。
一軒茶屋に到着。ここまで14.7km、3時間58分。
今日は芦屋に下山予定なので、このまま魚屋道を歩くのが最も近いのですが、人が多すぎるので、ゴロゴロ岳へ迂回して柿谷道を利用する事に。
ロードを走っていって、宝殿ゲート料金所手前からトレイルに接続。熊笹峠は当然に笹だらけですが、夏に比べると冬はまだマシかな。
芦有ドライブウエイに出ました。道を横断して向かいのトレイルを進むようになってますが、以前真夏にここを歩いて痛い目に遭ったので迂回。
ここはまるで南米アマゾン川流域に広がるジャングル状態(だいぶ誇張してます)。
奥山貯水池に到着。この辺りは人けがなくてとても静かな雰囲気。
ここからロードを走ってゴロゴロ岳に到着。ここまで20km、4時間55分。
今日は芦屋へ向けて初めて柿谷道を歩きます。
歩きやすい踏み跡明瞭なトレイルが続きますが、途中で分岐がありました。柿谷道はこのまま真っ直ぐに進みますが、芦有道路に出てから道路沿いをけっこう歩かなければならない。これを避けようとここを左折して東側に並行して走る尾根道の前山遊歩道で下山する事に・・・
左折してすぐに景色の良い岩場がありました。左端に甲山(かぶとやま)が見えますね。
前山遊歩道って、鼻歌交じりで歩ける散歩道のようなイメージですが、実体は全然違います。ここは整備されていない滑りやすくてとても歩きにくい激坂トレイル。全然遊歩道のイメージと違うので、名前に騙されないようにしましょう。
以前は、前山遊歩道は柿谷道(男坂)、現在の柿谷道は柿谷道(女坂)と呼んでたみたい。こちらのほうがなんとなくイメージしやすいかもしれないが、ジェンダー的見地からは表記に問題あるのかもね・・・
六甲山特有の真砂土の滑りやすいトレイルが延々と続いてだんだん疲れてくる。
ようやく下界が見えてきましたが、ここからも意外に長い。
最後は、前山公園北側にある貯水タンク? 横に出ました。
あとはロードを走って、阪神芦屋駅に到着。
本日の総距離24.8km、タイム6時間5分。
おわり
本日の活動軌跡