平城京から藤原京 京奈和自転車道編

今年4月に京奈和自転車道(嵐山~和歌山港まで約180km)が開通したとかで、どんなのか様子見で奈良エリアの一部区間をランしてきました。
結論から言うと、このエリアに関しては「どこが新しくなったの?」とリニューアルの有無がよくわからなかったし、分岐箇所に標識等が無くて迷ったりとちょっと不親切だな~と感じるところがあり、もう少し整備の必要があるように思いました。
奈良の自転車道全般に言えますが、初コースを走る時はGPS携帯を推奨。

後で調べると、この区間の整備箇所は一箇所だけで、大和郡山市長安寺町(佐保川と近鉄橿原線が交差する箇所)で追加設置工事が行われた様子。そういえば一部キレイな道だったような気が・・・

平城京から藤原京までは以前にも走ってますが、その時は奈良自転車道と大和中央自転車道を使ったので、秋篠川から佐保川への合流箇所から西へ大きく迂回してます。
今回利用した京奈和自転車道は佐保川に合流して真っ直ぐに南下するようになってるので、だいぶ距離短縮出来るだろうと思ってたら、案外そうでもなくて2km程度短くなっただけ。

下記は今回と前回のコース地図比較。

本日の活動軌跡
総距離30.0km、タイム4時間34分、最高気温30度

前回の活動軌跡
総距離32.3km、タイム4時間26分、最高気温23度

平城京からスタート。下記は第一次大極殿。
大極殿は天皇の即位などの大切な儀式が行われていた場所ですが、平城京にはこの大極殿の跡が2つ残っています。それは何故か?
聖武天皇は710年に藤原京から平城京へ都を移しますが、その後、恭仁京(くにきょう) →  紫香楽宮(しがらきのみや) → 難波宮(なにわのみや)と遷都を繰り返します。745年に再び平城京に都を戻すのですが、この時に元の大極殿があった東側に新しい大極殿(第二次大極殿)を建てたのです。

第一次大極殿南門の復元工事が進行中。ほぼ完成しているように見えますが、2022年春竣工予定なのだとか。

秋篠川沿いを南下。

秋篠川から佐保川への合流箇所までやってきました。前回はここを右折して大和郡山城方面へ進みましたが、今日は直進し佐保川沿いを走っていきます。

今日は快晴で気持ち良いですが、自転車道は日陰が無く直射日光がガンガン当たるので気温以上に疲労感を強く感じる。

左手にイオンモール大和郡山店が見えてきました。

佐保川に浮かぶ石の上に鳥がたくさん止まっています。色が黒いのでカラスかな?と思いましたが、川鵜(かわう)みたい。こんなところに鵜がいるのですね。

右手に平端(ひらはた)駅が見えてきて、近鉄天理線と橿原線を連続して越えます。

対岸に奈良県浄化センターの建物が見えてきました。
この辺りから大和中央自転車道に合流。

川を渡って浄化センター方面へ進むと巨大なタンクが現れますが、ここには自転車道の案内版がなにも無いのでちょっと迷いました。あれ~ ここじゃないのかな? と引き返して川沿いをさらに西へ進み、県道108号線を左折。
後で調べるとちょっと遠回りになるけど浄化センター側を進むのが正規コースみたい。
こういう主要分岐点には標識が必要だと思うわ・・・

下記は県道108号線ですが、これも京奈和自転車道らしい。これって単なる歩道じゃないのかな?

西進すると大和川支流の川が三本並んでいます。東から飛鳥川、曽我川、葛城川で、京奈和自転車道は葛城川沿いを走る飛鳥葛城自転車道に合流しますが、今日はゴールに設定した藤原京に近い飛鳥川沿いを走る大和中央自転車道を利用する事に。

田んぼが広がる牧歌的雰囲気漂う景色を眺めながら走り続けます。感じは良いのだけど、ここは途中に立ち寄るような観光名所が無いのが欠点かな。

県営福祉パークの横を通ります。だいぶゴールが近づいてきたな~

近鉄大阪線とJR桜井線を越えると今井町のレトロな町並みが見えてきました。
ここは多くの古民家が現存していて何となく風情がありますね。いきなり江戸時代にタイムスリップした感じ。

今井町から東へ進むとゴールの藤原京に到着。
藤原京には建物は何もなくて遺跡を視覚的に示すために設置されている柱があるだけ。

藤原京は大和三山の山頂を結ぶ三角形の中央に位置しているのだとか。
東方向に見える天香具山(あまのかぐやま)



西方向に見える畝傍山(うねびやま)

北方向に見える耳成山(みみなしやま)

あとは15分くらいぶらぶら歩いていって国道165号線沿いにある「あすかの湯」で汗を流しました。

おわり